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2006年7月の記事

2006年7月31日 (月)

歌わなきゃただのおっさんなのに。

真夏の真っ昼間に飲むビールが
心から好きで好きでたまりません。
その時心に流れるBGMは
ケツメイシの“ビールボーイ”なのであります。

けっこう、
というかかなり、好きです。ケツメイシ。

私は椎名林檎嬢が好きで、
音楽はもちろんビジュアル的にも
妥協なくかっこいいものを造り上げようとする
彼女の姿勢に憧れているのですけれども、
ケツメイシは言わばその真逆。

だいたい服装からして、
それは普段着?
つーか昨夜そのカッコで寝てた?
くらいのだらしなさ。
歌もふざけたもの多し。
“三十路ボンバイエ”なんてタイトルからしてふざけきってる。
でもいいんだな、これが。
三十路の心を鷲づかみ。

ライブのMCなんて下ネタ満載だし、
ビールは一気飲みしてるし、
もうこのばかー!!
ってDVD見る度叫んでる。

ただね、散々バカやった後で歌う曲が
すごく泣ける曲だったりして。
ヒットした“さくら”や教科書に載った“トモダチ”、
シングルじゃないけどすごぉく切ないのが“東京”。

こんなおバカさん達に
泣かされてしまうなんて腹立つわー!

と思いつつも
しみじみ「いい曲だ…」と思ってしまう。

林檎姫は「憧れ」です。
私にとってどこから見てもカンペキにかっこよくって。
対してケツメイシは、「共感」。
あんなお下品な人達に共感してしまうのもどうかと思いますが、
ふだんはへらへらと人生楽しんでて、
でも切ない想いや真剣な想いもあったりするあの人達に
「そうだよなー。そういうこともあるよなー」
と感じてしまう。

新曲「男女6人夏物語」のPVも、悔しいけどよいのです。
杉本哲太さんがなんか切ない。
ケツメイシ4人がちょこちょこ出てくるのもいい味出してます。

しかし、ですね、
DVDを購入するには若干勇気が必要です。
だってタイトルが“ケツの穴”なんですもの。
…あぁ、まったく、困った人達。
 

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2006年7月25日 (火)

夏に不可欠。

わたくし、「お酒」というものに
かなりの愛情を感じております。
無いと生きていけない、とまでは申しませんが
うれしい時、悲しい時、
やはりあの命の水に
そばにいて欲しいと願うのであります。

もっとも好きなのは芋焼酎。
ハマったのはここ1年くらいなモンですが、
最近では摂取するアルコールの8割強、

しかし、 ですね、

お天気のいい夏の日、
真っ昼間から屋外で飲むビール
ってのはなぜあんなにもウマいのでしょうか。

芋焼酎と真っ向勝負。

なんかもう、
何もかもどーでもいーわい!
って気分になってついつい量が進んでしまいます。
有給取って、同僚は今働いている、という状況だとなおよし。

そんなわけで、札幌大通公園で開催されてる
ビアガーデンに行って参りました。
お天気も暑過ぎず寒過ぎず、
札幌に暮らす喜びをかみしめながら、くぴくぴっとね。

各メーカーのビアガーデンが立ち並んでますが、
私がよく行くのはKIRIN。
地元ラジオ局のブースがあって、
なんだかんだイベントをやってるのがなかなか楽しい。

大勢で行くのも楽しいですが、
少人数でまったりと喧騒に身を委ねるのもまたよいです。
地元住民なのに、
なんとなく旅行気分に浸ってしまうんだな。
ちょっと離れたところでバンドが演奏してて
「あ、知ってる、この曲」とかね、いい感じです。

おつまみで私が好きなのは「とうきびセット」。
とうきび屋さんで売ってる、とうきびとじゃがいものセット。
美味しいし、なんたって250円ですもの。

あらかじめとうきび屋さんを見つけておいて、
その近くに席を取ると非常によろしい。

今コレを書いてるのは職場で、お昼休みなんですけども。
あーなんか今日もいい天気だなー。ビール日和だなー。

午後から有給は… ちょっとムリだな。うん。

帰っておうちで、ビール飲もうっと。
 

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2006年7月15日 (土)

出逢い参-事件の勃発、そして終焉。

るん猫さんとの出逢いその3。
よろしければ こちらこちら からお先にお読み下さいませ。

こうして我が家にやって来た仔猫。
散々悩みましたが、名前は「るん」と致しました。
→名前の由来についてはこちら。

なかなか決められなかったのでほっと一息。
しかし名前以上に、
我々の前に立ちふさがる難問がございました。

そう、 大家さん です。

大家さんご一家のお住まいは目の前で
隠しておくにはちと無理がある。
それにすごくお世話になってるから、
なんだかとっても後ろめたい。

やっぱペットはダメだよな…と思いつつ
念のため契約書を見直してみたら、なんと。
「事前に貸主の許可をもらうこと」っていう欄に
「ペットを飼うこと」って書いてあるではありませんか!
 
…ってことは、許可をもらえばOKってこと??

ほほう、それはいいことを知ったぞ。
えっと、まずは奥さまに話をして、
奥さまはとってもとってもいい人で…
でも、話が、長いんだよな…。
ふつうの用でも電話するのに気合が必要で…。

2,3日悶々としたあげく、
ついには若干キレました。
 
ええい、電話だ電話!!
許可さえもらえばいーんだ、
きっとあっさりOKしてくれるハズだ!!

 
さて、「うちはペット可かどうかよく分からない」という方に
わたくしの体験上からアドバイスを。
ペット可を謳っていない限り
その物件はペット不可です。たぶん。

「あらぁ、うちねー、動物だけは駄目なのよー、

お宅さんとは長くお付き合いしたいと思ってるのよねー、

だから親御さんに預けるとかねー、なんとかならないかしら?」


…玉砕。

いつもニコニコの大家さんの真剣な声を聞きながら、
顔面がどんどん引きつってくるのを感じます。

「相談します…」と電話を切ったものの
るんを手放す気がない以上答えはひとつ、
 
引っ越すしかないではないくゎあっ!

 
しかし“望んで引っ越す”と
“引っ越さざるを得ない”の差は激しい。

ブルー。かなりブルー。

「色々考えたんですが、引越します…」と告げると、

「あらー、残念ねぇ…」ってホントいい人です、大家さん。
引越先が見つかるまで1ヶ月くらいいることを許してもらい、
電話を切りました。

その次の日。
ネットでお部屋探しをしてみたものの
なかなか見つからず、ブルー状態継続中。
成果の出ない作業に疲れ、まったりだらだらしておりました。

と。電話が鳴りました。

時刻は21:30。

ダンナ(仮)が出ます。
「はい、こんばんは… はい…」

…誰?
家の電話ってセールスが多い。
それならすぐに切る筈なんだけど。

「ええ、ああそうですか…はい…」

…大家さん?
あ、もしかしてやっぱりすぐ出てけってことじゃ…。
それにしては、
ダンナ(仮)の口調も表情も明るい。

「はい…そうですか、ありがとうございますっ」
 
???

電話を切るダンナ(仮)。
“ありがとう”って、なんだ?

「大家さん。飼ってもいいって」

「…ほえ?」

いきなり変わった話の流れについていけん。

大家さん、まさか退居するとは思っていなかったらしい。
色々考えた末に、
奥さまとご主人、息子さんで家族会議を開いて下さったのだそうな。
んで、
・同じマンションの人には内緒にすること。
・退居する時、ペットによってできた傷があれば修繕費を払うこと。
を条件に、
飼ってもよかろう、って言ってくれたのだ!

大逆転勝訴!!

もー大家さまさま。足を向けては寝られませぬ。

箱、ちっさ!


 

引越しじゃにゃいの?

 

 
安堵で力が抜けた我々、
るんとともに祝杯をあげたのでございました。
 
あれから1年が過ぎようとしています。
成長したるんは爪切り嫌いで伸び放題、
室内を走り回りフローリングは傷だらけ、
じゅうたんの下に隠れた畳は状態を確認するのも怖ろしい。
…修繕費。いくらかかっちゃうのか、な。

いつか来る引越の時に脅えつつ、
長々続けて参りましたるんとの出逢いの物語、
お開きとさせて頂きます。

お後がよろしいようで。 

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2006年7月 3日 (月)

出逢い弐-あの日あの時あの場所で。

またまた更新があいてしまいました。自分記録(11日)タイ。
いやいやまったくこんな事じゃいかん。
気持ちを入れ替えて、続・るんとの出逢い。


あの日、私とダンナ(仮)は共にお盆休みでした。
気分的には夏真っ盛りですが、
北海道にはすでに秋の気配が漂っておりました。

ふだんなら寝坊するのになぜかその日は6時半起床。
清々しい気分でいたら、たいへん珍しいことに
ダンナ(仮)が「映画に行こう」と言い出しました。
(私たちが映画館に行くのは2年に1度くらいなのだ)

今出ればその日最初の上映に間に合うと気付いた我々、
大急ぎで支度をして15分後に家を出発。
 
早起きも映画も我々にとっては極めて異例の事態です。
まるで何かに導かれているかのようでありました。
 
無事に間に合い、映画を見終わった私たち。
同じ建物の中にあるペットショップへ参りました。

メインクーンの仔猫、いるかなー。
と言っても、買う気なんかありませんよ。
見るだけ、見るだけ。
 
そこにはたくさんの仔猫がいました。

かわいーなー、いつか飼いたいなぁ…って…。
ケージの間を歩いていた私、
1匹のメインクーンの前で立ち止まりました。

こっ… この子…。

この子、かわゆい。

とっっっても、かわゆい。
超々々々々かわゆいっ!!!

灰色の毛並み。
きりっとした目。

なんだかとっても賢そう。

人間にはしたことないのに、やっちまいました。

一目惚れ。
しかもダンナ(仮)も同じ状態になってやがる。

目がハートになっている我々を
店員さんが見逃す訳もなく。

「抱っこしてみます?」
と声を掛けられてしまいました。
 
えっと… 抱っこ?

そんなことしたら
連れ帰りたくなっちゃうじゃない…。

そんな戸惑いをよそに
店員さんは素早くその子をケージから出し、
私たちは言われるがまま手を消毒して抱っこして…。
 
まだ2ヶ月なの。
ちっちゃいの。

ダンナ(仮)のネックレスをぺしぺししてるの。

かわゆいのぉぉぉっっっ!!!

もう言葉では説明しきれないので当時の写真をどん↓
めんこいしょ。

 

 

 

 

くらくらしている私たちに店員さんが話しかけます。

「私もメインクーン、飼ってるんですよ~」

…え?そうなんですか?
しつけとか、大変じゃ…

「トイレも爪とぎも決まったとこでしかしないし、
 あんまり鳴かないし飼いやすいですよ~」

なんか、飼えそうな気がしてきてしまう。

いや、ダメ、ダメだってば!
生き物はきちんと責任持って飼わなくちゃ。
衝動買いなんかいけません!!
準備も何もしてないし、第一
ペット禁止じゃないか!!
必死で自分に言い聞かせ、
後ろ髪引かれまくりながらペットショップを後にしました。
 
その足で本屋に向かい、買った本が
「0才から2才の猫の育て方」。

・・・いや、ほら、いつか飼う時のために、ね。

などとぶつぶつ言いながら喫茶店へ。
他の話をしようとしましたが、
どうしてもあの子の元へ思いは飛んでしまいます。
連れて帰りたい、けど。
 
ダンナ(仮)と2人、さんっっっざん葛藤しました。

…ムリだよね、やっぱり。
そのうちペット可のお部屋に引っ越して、それから…。
 
って、あきらめたハズなのに。

なんで再びペットショップにいるんでしょ?

どうして店員さんに言われるがまま
ご飯やらブラシやらあれこれ買い揃えているんでしょう?

あれ、いつの間にかタクシーに乗ってる。
膝に抱えた気穴が開いたこの箱はなんだろう??

なんか、中から
「んにゃー」って声が聞こえるんですけれども。
  


 

あきらめるなんて、ムリでした。

連れ帰って来ちゃいました!!
 
うちに帰って、
しばしぼーぜん。
 
猫って、どうやって育てればいいんだ?

大家さんの家、目の前なんだよなー、バレるよなー。

あ、名前も決めなくっちゃ、それからそれからえーと…。
 
呆然とする我々を尻目に、
まだ名前の決まってないその仔猫は
元気に家を探検しております。
 
2005年8月16日。
少しずつ空が高くなってきた、夏の終わりのことでした。 

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