歌わなきゃただのおっさんなのに。
真夏の真っ昼間に飲むビールが
心から好きで好きでたまりません。
その時心に流れるBGMは
ケツメイシの“ビールボーイ”なのであります。
けっこう、
というかかなり、好きです。ケツメイシ。
私は椎名林檎嬢が好きで、
音楽はもちろんビジュアル的にも
妥協なくかっこいいものを造り上げようとする
彼女の姿勢に憧れているのですけれども、
ケツメイシは言わばその真逆。
だいたい服装からして、
それは普段着?
つーか昨夜そのカッコで寝てた?
くらいのだらしなさ。
歌もふざけたもの多し。
“三十路ボンバイエ”なんてタイトルからしてふざけきってる。
でもいいんだな、これが。
三十路の心を鷲づかみ。
ライブのMCなんて下ネタ満載だし、
ビールは一気飲みしてるし、
もうこのばかー!!
ってDVD見る度叫んでる。
ただね、散々バカやった後で歌う曲が
すごく泣ける曲だったりして。
ヒットした“さくら”や教科書に載った“トモダチ”、
シングルじゃないけどすごぉく切ないのが“東京”。
こんなおバカさん達に
泣かされてしまうなんて腹立つわー!
と思いつつも
しみじみ「いい曲だ…」と思ってしまう。
林檎姫は「憧れ」です。
私にとってどこから見てもカンペキにかっこよくって。
対してケツメイシは、「共感」。
あんなお下品な人達に共感してしまうのもどうかと思いますが、
ふだんはへらへらと人生楽しんでて、
でも切ない想いや真剣な想いもあったりするあの人達に
「そうだよなー。そういうこともあるよなー」
と感じてしまう。
新曲「男女6人夏物語」のPVも、悔しいけどよいのです。
杉本哲太さんがなんか切ない。
ケツメイシ4人がちょこちょこ出てくるのもいい味出してます。
しかし、ですね、
DVDを購入するには若干勇気が必要です。
だってタイトルが“ケツの穴”なんですもの。
…あぁ、まったく、困った人達。
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