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2007年9月 7日 (金)

RSR2007。2日目、その2っ!!

RSRから2週間以上もたってしまった。

あの夏の記憶を思い返しながら書き綴って参りましたレポ、
長くなりましたが今回で最後。
2日目の夜から、夜明けまで。
 
FLYING KIDS
@EARTH TENT 20:40~21:30

 
好きだったけどライブ行く前に解散してしまったFLYING KIDS。
浜崎貴司ソロでRSR来ないかなー、
なんて思ってたら9年ぶりに再結成!!
ついつい買っちゃったTシャツ着込み、
タオルも羽織って準備万端。
このタオルがねー、
大きくて防寒にいいんだけど真っ赤っ赤で
「YAZAWAじゃないよ、フラキだよ」と心で呟いていましたが。

EARTH TENTへ走ります。
早めに行ったのでかなり前のほう。いーのかな、
ライブ行ったことないのにこんな前にいていーのかな?
と恐縮しつつも場所キープ。

と、照明が落ち、「行くぞ!」って
気合い入れる声が裏から聞こえて

FLYING KIDS、復活!

“我思うゆえに我あり”。

最初っからがつんと盛り上がる曲で
しかも生で聴くといっそう、
浜ちゃん歌うめー!!

「9年ぶりー!」と叫ぶ浜ちゃんに
「ほんとだよー…」と答える人。

通常のライブの熱気プラス、
久しぶりの想いがテント内いっぱいで
なんだか早くもじんと来る。

淳ちゃんのパートをみなで歌い
一体となった雰囲気の中
“セクシーフレンド・シックスティーナイン”でまた大盛り上がり。

そして

「ディスカバリー!!」

この曲、大好きだったわけじゃないけど
ライブで聴くとすげーいい!
燃える!!観客のテンションも最高潮!!

この頃には「ライブ行ってないから…」って遠慮は
きれいさっぱり消え去って、
ぶんぶん腕を振り回しておりました。
 
“風の吹きぬける場所へ”でなごみ、
ついに1番聴きたかった“幸せであるように”。
・・・・・・。

大好きだー大好きなんだーこれー。
泣きはしなかったよ
周りがにこにこ楽しい雰囲気だからガマンした、
でもだいぶヤバかった。
まさしく今この瞬間、幸せであるよ、と思いました。
 
ラストは“君にシャラララ”、
またみんなで歌って締めくくり。
終了後メンバーが横一列に並びお辞儀して、
あったかくて幸せなライブでした。
よかったから余計、次のバンドの一部ファンにはむっと来たぞ。
締めの真っ最中にどかどか人を押しのけちゃいかん。
ひなっちがいるとこをそんなに悪く思いたくないよ!
 

EARTH TENTを出て、
ゆっくりのんびり夜のお散歩。
レッドのMETALCHICKSに気を取られながらも
BOHEMIAN GARDENへと歩きます。
 
草むらに座り込み
麦焼酎「中々」をたしなみながら(いい加減にしろ
うつみようこ&YOKOLOCO BANDを遠くから臨む。
すごい声量、いい声だなぁ…
と気持ちよく聴いていたのですが
今度はより厳しくなった寒さに直面。

どうすれば暖かくなるのだ?
→暴れりゃいいのだ。

お目当ても始まることだし
前方の人が密集している場所へ移動。
 
EZOIST
@BOHEMIAN GARDEN 23:45~

北海道出身アーティストで構成される、という以外
出演者はシークレットだったEZOIST。
Voはあの人しかいないでしょ、
という噂が的中し
登場したのは 怒髪天・増子直純。

「誰だー酔っ払ってるのはー!!」

客に一斉に指さされ

「俺かー!!」

正しくは泥酔、という状態。

もーしょっぱなから楽しすぎるんですけども!

「よし、呼ぶけどな、
るーるるるるーって呼ばないと出てこないから!」

キタキツネですかそうですか。

みんなで「るーるるるー」と叫び、
1人ずつ登場してきたのは

クハラカズユキ(The Birthday)
真鍋吉明(the pillows)
吉村ゆか(METALCHIKS)
JIRO(GLAY)
TAKURO(GLAY)

あまりに豪華すぎるメンバー、
まさかこんな至近距離でGLAYを見るとは思わなんだ。

何をやるかと思えば

「北~ぁのぉ~ 酒場通りにはぁ~」
よろしいのですかROCK FESSで北酒場はありなのですか??
そして自分を含めた観客よ、
北酒場でそんなに盛り上がっていいもんなのか?!

続けざまに“長い夜”、
そして「人前で歌うの、10年ぶりくらい~」という
METALCHIKSのよっちゃんがVoで“夏祭り”、
the pillowsの山中さわおが登場して
「カラオケで10年歌い続けてる」“悪女”。
蝦夷ゆかりの曲、名曲揃いじゃないか。
 
合間のMCっつーかおしゃべりが面白すぎる。

増子兄ぃはさわおに
「モテるのは俺のせいじゃない!」
って名台詞を吐いたことをバラされ
TAKUROは
「石×製菓なんでだー!ばかたれがー!!」と叫ぶ。
ついでによっちゃんの地元が自分の地元に近すぎてビビった。

観客は兄ぃに
「お前ら、こんな豪華なカラオケ大会に
付き合ってどうすんだー!!」とののしられるけど

めちゃくちゃ楽しいんだからしょーがないじゃないかっ!!
 
“ワインレッドの心”ではさわおが1番似てる、
と言われていたにも関わらず飛び入り参加の
WESS若林プロデューサーにパートを取られ
「若林さ~ん、来年も呼んで下さいよ~、
物まねしたいんっすよ~」とからみまくる。
(この方も相当泥酔だったよーな)

この楽しさ、この脳内麻薬放出っぷりは
演奏してる人々がとことん楽しんでるからだきっと。

とうとうラスト、兄ぃが
「俺にとってライジングは、祭りなんだよ」
つって最後のゲストがいることを告げる。

るーるるるーと呼んでみると

現れたのはうさ耳つけた不思議な人物・・・

祭の妖精、祭太郎ではございませんかっ!!

これまで道端でパフォーマンスを続けてきた彼が
ついにRSRのステージに立ったのだ!!
観客はもちろん大喜び。

太郎本人はといえば
「わたくし、楽屋できょどっておりましたっ!!」
そうだろうそうだろうとも。

そしてはじまったのはサブちゃんの“まつり”。

「ハァ~ 祭りだ祭りだ~」
この曲は演歌ではなくROCKだと思うのさ。
太郎もジェームズ小野田係として大活躍してたさ!

たくさんステージ見たけどハジケっぷりはここが最強。
来年もやってくれるなら絶対見る決意を固め
異様なハイテンションのままBOHEMIANを後に致しました。

そのままMOONへ行き
ワイン飲みつつテクノに耳を傾けますが
さすがに疲れたうえいい加減、酔った。
 
久しぶりに自分のテントに戻り
横になりました。

眠りこけちゃいかん、

Coccoまでには起きなくちゃ・・・
 
・・・zzz。
 
どんっ!というような激しい音で目が覚めました。

何、今の、SUN STAGEの音?
酔っぱらってるので冷静な判断ができない、
でも起きなくちゃ、ダンナ(仮)も起こさなくっちゃ。
2人ともなんとか目を開けたけど

またうとうと・・・

と、聴こえてきたのは“甘い香り”。

ここに来てようやく意識がはっきりし
ダンナ(仮)をひたすら揺すぶる。
というと誤解されそうだけど私は

寝起きが極めて悪い。(大威張り)
 
ただね、スクービー逃した痛い思い出があるもんだから!
2つも逃しちゃったら本気で石狩から帰れない!!

なかなか起きないダンナ(仮)を
見捨てるしかない、と腹を決めかけたところで
起きてきたのでほっとする。
防寒着にくるまりテントから這い出し
道端に立ったままSUN STAGEに臨む。
 
Cocco
@SUN STAGE 03:30~04:20

まる2日間、音楽漬けだった。

全部よかった、楽しかった踊った泣けた。
それでもベストアクトはCoccoです。
歌と風景の調和が、あまりにも美しかった。

始まりが少し押したらしく、
辺りはもう真っ暗ではなくて。
夜が明けていく気配がする灰色の空に
Coccoののびやかな声が満ちている。

前から好きな“強く儚い者たち”、
山本プロデューサーが
「絶対やって」とリクエストした“樹海の糸”。

空気を変える、というよりも空気に溶け込んで
いっそう辺りを美しくするような音楽、
だんだんピンク色に染まっていく雲。
ただただ突っ立って
空とステージを見てました。
朝日だけでも歌だけでもない、
もう2度とは出会えない光景。
 
CoccoのMCは
歌とのギャップが激しくて。

「やんややんやー」

「寒くないかやー、だいじょうぶかやー」

あれは沖縄の、それもかなり強い訛りなんでしょーか。
早口で独特のイントネーション、
TVで見た時は「変わったしゃべり方だなー」
と思ってたけど実際に聞くと、
 
か、かわええ。
 

「生きてればまた、会えるやー」
 
なごむ。
 

ほわっと観客をなごませておいて“カウントダウン”、
あんな怖い歌をこの流れで歌っちゃうのがまたなんとも。

RSRの前、
Coccoは「わりと好き」だった。
夜明けにはぴったりだろうな、と楽しみにしてて、
でも夜明けってことは
終わってしまうことでもあって。
楽しみだけど嫌、Coccoに会うのが恐いーって思った。

けどあの瞬間はなんにも考えてなかった。
感動して、満ち足りて、
日常の嫌なことなんてとてもとても小さなものだと思えた。

今でも“樹海の糸”を聴くとあの時の空が見える気がします。
 
歌とともにどんどん辺りが明るくなって行き
ラスト、“Never ending journey”の頃には
ピンクだった空は透き通った青に。

「ありがとうやー。
カゼひかないでねー」
 
・・・も、萌え。

Coccoが帰っていった後、
ほけーっとしたまま彷徨いました。
ステージではまだ音楽が続いてる。
どこかで暖かいコーヒーでも、とふらふらしてたら
木々の向こうから、朝日。

Run0907







初めてテント張って参加して、
こんな素敵な思いをしてバチは当たらないもんでしょうか。

今年のRSRでは今まであまり知らなかった音楽をたくさん聴いた。

常に音楽があって、
自然の中で、ファンもファンじゃなくてもみんなで楽しむ、
単独ライブとは違う夏フェスの素晴らしさを
思う存分味わうことができました。

不備もあった、不満もある。

でもやっぱり

RISING SUN ROCK FESTIVALは
本当に本当に素敵だ!!!

と、思う。

来年以降、参加者みんな幸せであることと
1人でも多くの方に石狩でお会いできることを切に願って。

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コメント

あのー!Runさん!
FLYING KIDSのその曲って、もしや、
「急~いで、急いで、駆け~抜け~ろ、今夜、二~人の…」
っていう曲じゃなかったですか!?BEERのCMの!
私、あの曲に一目(一耳?)惚れして、
その曲のみのために、アルバム探したんですよ。(笑)
大好きその曲。むふー!

coccoは、「雲路の果て」っていう曲にガガーンと来て、
カラオケで歌ってみたくて、覚えたんですよー。
すごい衝撃的な曲で好きだな~今も(^^ゞ

投稿: TANTAN | 2007年9月 7日 (金) 15時33分

>TANTANさん

そーですそーです、
「ふた~りの、きず~なを、つかまえろー」ですっ!
何かのCMソングだったのは覚えてましたがBEERでしたか!
イントロが流れた瞬間、がーんっとテンションあがりましたよ♪
いやぁぁ良かったです!!

「雲路の果て」、今回はやってなかったけど良い曲ですよね~。
Coccoはすっかりファンになっちまいました。
キレイな声と衝撃的な歌詞のギャップがたまらんです。

最近、バンドの復活が多いですねぇ。
我らがBARBEEの復活を期待してやみませんわ。

投稿: Run | 2007年9月 7日 (金) 23時50分

なんと、怒髪天さんの左右にGLAYがっ!
それは観たかった…北海道イベントならではの豪華メンバーですねえ。
そのメンバーでのロックというか、バンド寄りなカバー曲も聴いてみたい所ですが…まあ、お祭りですからねえ(^o^)

ライジング関係の事を書いたブログもいくつか見ましたが、Runさんのが最も楽しさが伝わるような気がします(^^)

もうおつりが来るくらい楽しんだ感じが行間からにじみ出ているといいますか。

来年は改善する点はしっかりして、更に強力なイベントに進化してくれるといいですね。


投稿: じゅん | 2007年9月10日 (月) 15時18分

>じゅんさん

びっくりしましたよ~、10万人集める人いるー!って。
バンド寄りの曲をやってるEZOIST、
聴いてみたいけどなんだか想像がつかないです。

お褒め頂きありがとうございます♪
去年日帰りで初参加して、今年は念願の通し参加だったので
とにかく楽しみまくろう!と動き回りまして。
おつりが来てあまりある時間を過ごしました。
来年は10周年だし、ぜひとも不備はしっかり直して頂き
ますます楽しいお祭りになるよう願っておりまする。

投稿: Run | 2007年9月10日 (月) 23時26分

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2001年に活動を休止したCocco。再開したときは本当に嬉しかった。また声が聴ける。歌う姿がが見れる。活動再開に伴いまた色々なメディアが彼女に注目し始めた。一ファンとしては喜ぶべきことなのであろうが、むか~しからCoccoを応援している身としてはただのミーハーなファンが増えることはあまり望ましくない。でもやはり多くの人にCoccoを知ってもらいたい。好きになってもらいたい。そんな想いでこのサイトを作りました。Coccoが大好きなあなたもよく知らないあなたも誰でも歓迎です。私は今でも毎日のようにCo... [続きを読む]

受信: 2007年9月20日 (木) 03時24分

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