猫踊り。
うちの愛猫るん君、
「キャットダンサー」というお気に入りのおもちゃがあります。
アメリカ製で日本でも大人気、
“世界中の何百万匹もの猫に愛されている”とかゆう、
少々ハデな宣伝文句の商品。
多くの猫さまがそうであるように、
るん君も人間の思惑などまったく意に介さず
せっかくおもちゃを買ってきても
目もくれなかったりすぐ飽きたり。
おもちゃほっときで毛づくろいを始める猫さまに
「高かったのに…!」
と崩れ落ちる、という行為をしばしば行った末、
さっぱり買わなくなりました。
でもキャットダンサーだけは別。
90cmほどの丸まったワイヤーの両端に
またたびの匂いつきの紙片がついてるだけなんだけど、
伸ばすとワイヤーがびよんびよん揺れて
紙片が虫のごとき動きをするのが
るん君の気を非常にそそるらしい。
壊れたら同じものを購入するほど
欠かせないものとなっております。
しかしこのキャットダンサーに関して、不思議でならないことを
最近1つ発見してしまいました。
商品と一緒に入ってる
説明とか販売元とか書かれている紙。
それに「キャットダンサーフリークの声」として
愛用者の感想が紹介されているのですが、
それ、ヒトではなく猫さんたちの感想なんですね。
以下、その感想より抜粋。
シャム猫のディジーさん。
「ご主人様が
キャットダンサーを使って くるくると僕を回すんだよ」
3丁目のフリップさん。
「ご主人様が
キャットダンサーを床に置いて引っ張ったら、
僕はキャットダンサーに飛び掛る体制になっちゃうんだよ」
おとしごろのキティさん。
「ご主人様は
いつもキャットダンサーを使って 私にダンスをさせるんです」
猫さんが。
ヒトを。
「ご主人様」。
…アメリカの猫さんは
同居のヒトを「ご主人様」と認識しているのか、
いやいや
日本にもそういう猫さんが多数いらっしゃるのを
私が知らないだけなのか、
おそらく英語で書かれていただろうから
日本語に訳す時にマチガイが生じたのか、
とにもかくにも、違和感がもんのすごい。
猫さんが、ヒトを、「ご主人様」。
うちなんか、アレよ?
ヒトのほうが下僕よ?
甘えてくることもそりゃあるが(でへへ)、
足首にかぷっと噛み付かれ
ケンカになることだってしょっちゅう。
時には親、
時には兄弟、
いやどっちかっつーとやっぱりしもべ。
札幌市のるん君の感想。
「しもべにキャットダンサーを持たせて遊ぶと
面白いにゃ。
しもべはすぐ隠してしまうから
いつも催促してやるにゃ」
ぼくが主人にゃ!
るん君が我々を「ご主人様」なんて
絶対にぜっっっっったいに
思っていないと言い切れる。
そーゆークールさが
猫さんのステキなところだと思っておりますので、
「ご主人様」とか言われると
んーとんーと、
こちらが下僕でけっこうですからー!
…ってね、思っちゃうわけです。
そんな感じで違和感はありありなんですけれども、
キャットダンサー自体はホントに
多くの猫さんが遊んで下さると思いますです。
うちの子ではありませんが動画も貼っておきますね。
さて、キャットダンサーをしまってある場所の前で
るん君さまが「早く遊べい!」と
お呼びであります。
わたくしこと下僕その1、
本日もお相手させて頂き
ありがたき幸せ、なのであります。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント